システム管理者向けハンドブック

Opera は設定やカスタマイズに関連したユニークなオプションを多数備え、幅広い用途や異なる環境に適用することができようになっています。このドキュメントでは Opera の設定を最大限活用し、お使いの環境に適用させる方法についてご説明します。

このドキュメントは、デスクトップバージョン (Windows, Linux) の Opera に適用されます。この文章は Opera 8.0 向けに更新されました。

目次

関連ドキュメント

スーパーセットアップファイルとその設定

現在実装には3種類の異なる設定ファイルが用いられています。 一つがユーザファイル、後の二つはシステムファイルです。三つのファイルのフォーマットは同じです。 特に必要なコマンドラインというのはありません。opera6.ini ファイルに含まれているものの他に、あと二つのファイルをもつことができます。これらの設定ファイルは以下の通りです。

ユーザファイル

"opera.ini" と呼ばれるファイルはユーザーのプロフィールディレクトリに置かれています。ここには Opera のユーザーインターフェースで変更された設定が全て保存されています。コマンドラインにて特定のファイルを指定することもできますが、通常は Opera のプロフィールディレクトリ内から検索されます。このファイルに関する詳細については、Opera6.ini の設定をご覧ください。

システム固定ファイル

システム固定ファイルでシステム管理者の皆様に、プロキシ設定のように各ユーザが上書きできない設定を定義していただけます。Linux 上では、このファイルへのパスは /etc/opera6rc.fixed となります。Windows の場合は "opera6.ini" と呼ばれ、システムディレクトリに保管されています。システムディレクトリにはシステムバージョン間で差がありますが、通常格納場所は Windows XP の場合は \WINDOWS\SYSTEM32 に、Windows 9x の場合は \WINDOWS\SYSTEM になります。

システム固定ファイルは "opera.ini" ユーザファイル内の指定された部分をすべて上書きしますのでご注意ください。

例えば、以下のような設定をした場合:

[User Prefs]
Home URL=http://www.opera.com/

この設定がシステム固定ファイルに存在する場合、 ホームページを変更することはできません。 この設定をした場合には、ユーザは設定画面を見ることはできても、実際に変更することができなくなります。

システムの標準設定

システムの標準設定ファイルはフォールバック用のファイルです。システム管理者は標準の値を保存しておくことができ、ユーザーはこの設定に上書きすることができます。このファイルは最も低いプライオリティが設定されおり、ユーザーの opera6.ini ファイルまたはシステム固定ファイルにて設定されていない値に関して、このファイル内の設定が使用されます。同じ設定がユーザーファイルにて使用されている場合、いつでもユーザーファイルが優先されます。この標準設定ファイルは Windows プラットホームでは "operadef6.ini" というファイル名で Opera のインストールディレクトリに置かれています。Linux の場合には /etc/operarc6 というパス・ファイル名になります。

ご注意

ユーザ設定ファイルは .ini 拡張子つきで任意の名前をつけることができます。同ファイルはコマンドラインで指定された場合に起動時に利用されます。 以下のセクション参照 詳細情報については、コマンドラインオプションをご覧ください。

詳細設定

設定ファイル opera.ini には信じられないくらい大量の詳細設定のオプションが含まれていますので、Opera を究極まで使いこなしたい方には以下のドキュメントをお読みになることをお勧めします。

Opera.ini の設定の説明で全てのファイル設定についての説明をしています。この中で、特に [USER PREFS] の項目をお読みください。

ファイルの位置

標準では、Opera はプログラムディレクトリにインストールされ、ユーザデータや設定ファイルはそれぞれ別のディレクトリに保存されます。

  • Windows の場合、マルチユーザインストールかシングルユーザインストールを選択することができます。シングルユーザインストールを選択した場合にはプログラムディレクトリ以下に /profile ディレクトリが作成され、マルチユーザインストールの場合には Windows XP の "Documents and Settings" ツリー以下のユーザディレクトリ内に作成されます。
  • Linux の場合にはユーザのホームディレクトリ以下に /.opera と名づけられたユーザデータディレクトリが作成されます。

ほとんど全てのファイルの保存場所を設定することができます。全ファイルを移動したり、あるいは特定のファイルのみをローカルドライブやネットワークドライブ、あるいはリムーバブル(取り外し可能な)メディアなどの任意の場所に保存することができます。 例えばヘルプファイルを Opera のプログラムディレクトリから外し、履歴やホットリストなどの個人情報ファイルを他の場所に保存するということもできます。

カスタマイズ可能なファイルとディレクトリは以下の通りです。

opera6.ini にて場所を設定できるもの

[User Prefs]

エントリ:説明:UI からの変更:
Opera Directory=Opera のメインディレクトリ。インストール時のみ
Windows Storage File=ウィンドウ設定を保存するファイル。例: C:\Program files\Opera\Opera.winファイル > セッション > セッションの管理
Hotlist File Ver2=".adr"の拡張子をつけて使われるブックマークファイルへの絶対パス。標準設定では opera6.adrツール > ブックマークの管理のツールバー上の "開く" ボタン
BUTTON SET=現在使用しているスキンファイル。標準では /skin/standard_skin.zip不可
Help Directory=Opera ヘルプディレクトリのフルパス。場所はお使いのバージョンによって異なり、インストーラによって決定されます。この値を変更することは勧められません。不可
Local CSS File=ユーザCSSファイル。Opera は標準で空の CSS ファイルを /styles/user.css に作成します。ツール > 設定 > ページスタイル
Download DirectoryOpera にてダウンロードしたファイルを保存するディレクトリ。 Windows の標準: "My documents". Linux の標準: /.opera/download/. フルパスで指定します。ツール > 設定 > 詳細設定 > ダウンロード
Plugin Pathセミコロンを区切り記号として複数の値を設定できます。標準は opera\program\plugins です。
  • Windows: 不可
  • Linux: ツール > 設定 > 詳細設定 > コンテンツ
Direct History File=入力履歴。フルパスで指定する必要があります。不可
Global History File=Opera の全体履歴がこのファイルに保存されます。フルパスで指定する必要があります。global.dat不可
Cache Directory4=キャッシュディレクトリのフルパス。不可
Home URL=Opera のホームページ。URL かローカルファイルが指定できます。ツール > 設定 > 一般設定
Source Viewer=Opera は Windows にて指定されている標準のソースビューアを取得します。 Linux の場合は xedit が標準です。変更する場合にはフルパスで指定する必要があります。ツール > 設定 > 詳細設定 > プログラム
 Language File=現在使われている言語ファイルツール > 設定 > 一般設定
Wand Storage Fileパスワードを保存するファイルのフルパス。標準では [profile directory]/wand.dat不可
[Opera で使用される CSS ファイル]例: ブラウザ CSS ファイル、IM CSS ファイル (チャット用)、MIME CSS ファイル (e-mail を含む)。/styles/ フォルダ以下に配置。不可

特定のパスを識別するために以下のセクションを追加すると便利です:

  • [JAVA]
  • [SOUNDS]
  • [Saved Settings]

[Mail]

エントリ:説明:UI からの変更:
Mail Root Directory=メール用のルートディレクトリのフルパス。不可
External Application=メールリンク用に用いられる代替アプリケーション。追加パラメーター を含むフルパスを指定する必要があります。ツール > 設定 > 詳細設定 > プログラム

[MailBox]

エントリ:説明:
AddressFile=コンタクトファイルのフルパス。標準では contacts.adr
NotesFile=メモ保存用ファイルのフルパス。標準では notes.adr

[Adv User Prefs]

エントリ:説明:UI からの変更:
Telnet App=Telnet クライアントのパス。標準ではシステムから値が取得されます。ツール > 設定 > プログラムとパス
Plugin Ignore File標準はインストールフォルダ以下にある plugin-ignore.ini です。 Opera に利用させたくない Plug-in を指定します。フルパスで指定する必要があります。不可
URL filter=キオスクモード でブラウザを動作させたときに使用します。特定の URL、ドメイン、ファイルタイプへのアクセスを制限/許可します。不可

コマンドラインオプション

コマンドラインから URL や スイッチと組み合わせて Opera を起動することができます。

ドキュメント

Opera の起動時に、コマンドラインで指定した一つもしくは複数の URL を表示することができます。Opera の実行ファイルのパスを記入した後、ドキュメントのフルパスを記入します。複数の場合にはスペースで区切ります。

コマンドラインプロンプトか Windows の "実行" 時に入力することもできます。(良く使う場合には)Windows のショートカットアイコンのプロパティの "target" ラインに URL を追加しておくこともできます。

例:

C:\program files\opera\opera.exe http://www.opera.com http://my.opera.com

または

C:\program files\opera\opera.exe S:/docs/whitepapers/

Opera は小文字でも大文字でも識別します。またフォワード/バックスラッシュが含まれている URL もコマンドラインで認識します。ただし、その他のコマンドラインスイッチはフォワードスラッシュのみで記述される必要があります。

スイッチ

コマンドラインからの起動では、一つあるいはそれ以上のスイッチを指定することが可能です。Opera の実行ファイルのパスの後にコマンドラインスイッチを記述します。複数の場合はスペースで区切ります。

例:

  • C:\program files\opera\opera.exe /nowin
  • C:\program files\opera\opera.exe /k /nowin
  • C:\program files\opera\opera.exe /k http://www.opera.com
  • C:\program files\opera\opera.exe http://www.opera.com /k /noexit

Windows の場合、異なる設定ファイル Opera を起動するには C:\program files\opera\opera.exe /settings D:\operaprofile\opera6.ini と入力してください。

ご注意:

  • コマンドラインスイッチはフォワードスラッシュのみで記述される必要があります。
  • UNIX にてスイッチを使用する場合、大文字と小文字が別に扱われますが、Windows では同一のものとして扱われます。

詳細な説明については Opera のコマンドラインスイッチ をご覧ください。

免責事項: 弊社はこれらのドキュメント内の説明が、あらゆるコンピュータやプラットフォーム上でも有効であるとは保証いたしかねます。問題が生じた場合は、弊社までご連絡ください。

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